3D AOI検査装置 EAGLE 3D 8800
AOI (Automated Optical Inspection)
3次元の映像データを使用して、PCBに実装された電子部品の状態、半田の状態を検査する光学的検査装置です。
EAGLE 3D 8800 : (株)ペントロンジャパン社製
2D AOI と 3D AOI の比較 (2D AOI = 二次元画像検査機)
2D AOI
2D AOIは基板の真上からカメラにて基板上の画像(凹凸)を取込み、色の濃淡に変換する方式である為上記の様なリード浮き不良は、良品判定に成ってしまう。
2D AIOでは、全ての不良を検出できない為、基板を水平方向から確認し、部品浮き、リード浮き等を検査する「目視検査」が必要に成る。
3D AIO
3D AIOは、8方向から測定した3Dデータにて、死角エリアを最小化し、2D AOI検査機の実装検査、光学文字検査、パターン検査など以外にリードの浮き等の検査も可能に成っている。
8-Way 投影 + 3段照明
モアレ測定法による、2D アルゴリズムと3D アルゴリズムを同時検査
目視検査と同じ「基板を水平から見た」状態が再現
傾きも検査可能
生産性
検査に要する工数も従来の「2D-AOI + 目視検査」に対し「3D-AOI」の処理能力は5.8倍となり、生産性向上が十分見込める。
①印刷機 | ②マウンター | ③リフロー装置 | 検査時間 | |
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現行 | 19秒 | 105秒 | 175秒 | 300秒 |
299秒 | ||||
導入後 | 19秒 | 105秒 | 175秒 | 51秒 |
299秒 |
実装点数300点の基板1枚の工程別所要時間
参考 検査画像ビュー (メーカーホームページより)
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BGA 3Dビュー
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CSPパーツ傾きの測定
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SOPパーツ フィレット部の測定
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コネクター3Dビュー
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ミラーフィニッシュパーツの傾き測定
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ブローホール 3Dビュー