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ここ数年、需要が高まっている電子機器開発における防水・防滴処理。
フジプリグループでも、ポルックステクノ(以下、ポルックス)、フェイスでも防水・防滴を主目的に新規でのお問い合せをいただくケースが多いので、それぞれの担当者から保有技術やそれぞれの手法の特徴などを聞いてみました。
iPhoneで有名になった「IP67」などの保護等級に応じた防水・防滴筐体の設計・製作のエキスパート!ポルックス
ポルックスのルーツは精密板金であるため、電子機器の基板実装や組み立ても行っていますが、中でもIP等級に応じた電子機器筐体の設計・製作に関するご相談が多いです。スマートフォンだけではなく、ウェアラブル端末や、監視カメラなどの外部環境に常時設置することを前提とした電子機器が増えてきている背景が影響していると思います。
小型で防水筐体より安価
大型のものでもOK、基板取り外し可能
基板全体を樹脂で覆うことで基板を保護する方法
より膜厚を確保する為には
→シリコンコーティング
水を弾く必要がある際には
→フッ素コーティング
【懸念事項】
ケースに基板を組み込み樹脂を流し込むことで封止する方法
振動が発生するような場所には
→シリコン系の柔らかい樹脂選定
シリコンポッティング
耐油性、水中環境下では
→エポキシ系の堅い樹脂選定
エポキシポッティング
【懸念事項】
外部からの水滴・水の流入を防ぐ筐体。いくつかのグレードによって区分される。
屋外設置を検討するのであれば
→IP54・55標準防滴筐体
IPX4防滴試験の様子
完全な防水が必要な場合は
→IP67標準防水筐体
IP67用試験水槽
【懸念事項】
生産中止部品対策小型化など
小ロット混載(機械・手作業)
絶縁・防湿対策!
コーティング・ポッティングのエキスパート!フェイス
フェイスでは、実装済みの基板にコーティング剤を塗布しその内側を保護するコーティング技術と、大きな圧力がかかる様な環境下では樹脂などの液体を流し込み固めることで、基板を圧力や水滴などから守るポッティングという技術がございます。